新型コロナの感染拡大で、まさかこんなに大変なことになるとは、まだ思っていなかった2月20日に、顔料インクのstoria Fireを入れたまま、2年くらい洗浄していないと、プロフィット レアロのことを書いていました。
それからコロナ禍に10ヶ月ばかり過ぎて、約3年入れっぱなしになろうかという頃、インクから少し異臭を感じたので、洗浄することにしました。
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水の激落ちくんを何度か吸入排出した後、V底バイアル瓶に水の激落ちくんを入れて、ペン先を漬け置きします。このV底バイアル瓶はレアロに絶妙なサイズで、首軸までしっかり挿せる上に、ペン先が底に付きません。
吸入排出と漬け置きを繰返してみましたが、窓から見えるピストンの赤い汚れが一向に落ちないので、バラしてみることにしました。
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以前も書きましたが、このレアロは初期のもので、ネジの接着が甘かったらしく、簡単に開くようになっています。一度、長原さんにも見ていただいたのですが、洗浄に便利なので、そのままにしています。
ピストンをきれいにする前に写真を撮っておけば良かったのですが、これは既に清掃した後です。
ピストンの円周上に深い溝が掘られており、ここにFireの赤色顔料がたっぷり溜まっていました。歯ブラシの毛を、隙間に挿し込んで、かき出すとドロッとした赤い滓がたっぷり出てきました。
私のレアロは軸が外れるので、こんな洗浄方法も使えますが、軸が外れないレアロだと、顔料インクは洗浄しきれないように思います。
ペン先も抜いて洗浄しました。しっかり洗ったつもりなのですが、画像で見るとこびり付いたのが、まだ残っているように見えますね。
長刀エンペラーなので、パーツが一つ多いです (左端がエンペラー部)。
ピストンのグリスアップには、TWSBIのおまけを使っていましたが、今回は信越化学のプラスチック用シリコーングリースG501を使ってみました。
セーラーの顔料インクを入れていたプロフィット レアロを3年振りくらいにガッツリ洗浄しました。
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