趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

なろうの「テクノブレイクしたけれど、俺は元気です」をお薦め!これはSFでしたあ〜。

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 あとで読む

http://syosetu.com/で小説を探してあれこれ読んでいますが、お薦めしたい小説があったのでご紹介。
http://ncode.syosetu.com/n0596co/、タイトルで敬遠されそうなのですが、テクノブレイクというのは、○○○ーしていて死んでしまうことだそうです。テクノブレイクで死亡すると幽体離脱してしまう男子高校生の話ということで、最初は、男子高校生のリビドーによるアホな行動で変態だー!という感じなのですが、部室攻防戦という光画部っぽいコメディチックな話や、ガチな殺人事件が起こり推理物になるちょっと重い話などを、男子高校生のリビドーでかけ抜けていくという話で、そしてやっぱり変態だー!、変態ばっかりやーって話になるのですが、その辺りまで作者さんは実は、じわりじわりと読者が気づかないように大風呂敷を広げていっているんですね。
そして気づけば、単なる主人公の特徴付けだと思っていた幽体離脱が、世界観の根本にかかわる設定になっていて、うわSFだったんやー!と驚いているうちに、そこからはダダダダッとすごい勢いで広げた大風呂敷が畳まれていって大団円に至るという。
タイトルと粗筋で敬遠されて読まれないと残念だと思ったのでお薦め致します。