趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

自作インクの黒鐵は煮詰まったレーシンググリーンに似ているかも。

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先週あった万年筆研究会 WAGNERの九州大会で、モンブランのレーシンググリーンっぽいインクを作れないかと聞かれたのですが、自作の没食子酸インク 黒鐵 (くろがね) が結構似ているかもしれません。やはり九州大会の時に、花月さんに調整していただいたカスタム74の書き味がとても良くなったので、黒鐵を入れてみたのですが、久し振りに使ってみると、かなり緑っぽく感じました。元々は古典ブルーブラックで黒を作ることに挑戦したインクなのですが、緑を濃くすることによって黒くするという方法を用いているので、酸化されて黒化する前は特に緑を強く感じます。

比較に用いたレーシンググリーンは、ノブレスに挿しっぱなしになっていたカートリッジで、かなり煮詰まっています。煮詰まった状態で書いたのが、1の色、ペン先を水で洗って薄まった状態で書いたのが2の色、しばらく書いて濃くなってきたのが3の色です。黒鐵インクとWAGNER Classic Blue blackを並べて書いています。

黒鐵インクは煮詰まったレーシングリーンより若干黒い感じがしますが、よく似ているように思います。もうちょっとだけ緑に振ったら更に似てきそうです。

Racing greenは煮詰まり具合によって、かなり色の変わるインクなので、レーシンググリーンのどれくらい煮詰まった色に合わせるかで、Recipeを調整しないといけないようです。