万年筆用のプラチナのボトルインクの形状が変わったとき、箱に思いっきり、Water-based pigmented inkと書かれていたので、いやいやいや顔料じゃないでしょ染料でしょ、染料のままだよね?*1 と気になって、しっかり箱の表記を読んだときに気づいたのが、プラチナ ブラックの箱にのみ書かれている下記の文言でした。
特殊樹脂配合により耐水性、耐光性、長期保存性を増しました。
この画像は旧ボトルの箱ですが、新ボトルにもカートリッジインクの箱にも同じ文言が書かれています。どれくらいの耐水性か気になっていたので、試してみました。
上からプラチナ、ペリカン、パイロットのボトルのブラックです。
画像下段が水をかけたもので、にじんでいますが、筆記線が消える程ではありません。
前回の記事でも書きましたが、インクの耐水性は、顔料インクのように全く水に滲みまないのを、耐水性が有るとされる方もいれば、滲んでも筆跡が残れば良いとされる方まで様々です。
セーラーの石丸さんに、耐水性の有るインクをリクエストした時も、「どれくらいを耐水性が有ると考えられているかが皆さん違うので難しい」と言われて、筆記見本にその場で水をかけ、これくらいでどうですか?と確認されました。
*1:ちなみに染料インクなのは間違いない模様