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博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

カスタム74のシャープペンシルの高い方は先端チャック方式なだけで何故2倍するんだろうと思っていました。

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以前、カスタム74のシャープペンシルを使っていることをブログに書いたことがありましたが、その時使っていたのは、五千円のHKK-500Rの0.9mmでした*1。その後、HKK-500Rの0.5mmを買い足し、今はそちらをメインに使っています。カスタム74シャープには、一万円のHKK-1000Rもあるのですが、先端チャック方式になるだけで2倍の価格になるのが納得いかず、避けているところがありました。

先端チャック方式はトップチャック方式とも呼ばれ、口金の先端部分が只のパイプでは無く、芯を掴む爪になっているため、最後の1mmまで芯を使えるという利点があります。凝った機構ですが、パイロットのシャープペンシルでは、五千円のグランセや一番安いものでは、千五百円のクラッチポイントにも搭載されています。

ぱっと見は同じペアが並んでいるように見えますが、上からカスタム74の万年筆とHKK-500R、カスタム742の万年筆とHKK-1000Rです。

シャープペンシルだけ並べてみると、先端チャック方式の機構以外に、HKK-1000Rの方が若干軸が太く、リングなどの細部も凝っていることが分かります。

HKK-1000Rはカスタム74と言いながら742と同様にリングに☆が2つ付いていますから、本来は742とセットにするものなのでしょうね。これなら倍の価格になるのも納得です。

先端のチャック部分で芯をしっかりホールドしています。残り芯を減らす技術のページに、「古くからのトップチャックといえば芯ホルダーでしょう」と書かれていましたが、先端チャック方式はシャープペンシルに小型の芯ホルダーを組み合わせた機構だと考えるとイメージしやすいです。

パイロットのシャープ替え芯と言えば、ネオックス・グラファイトなのですが、すみません現状は、ユニ ナノダイヤの4Bを使っています。昔はHBの芯でもポキポキよく折っていましたが、万年筆で低筆圧に矯正されて、柔らかい芯を好むようになりました。

かつては、748や745とセットにするような3万円のシャープペンシルもあったみたいですね。

*1:カタログに残っているのは、0.5mmの黒軸だけで、0.9mmや他の色の軸は廃盤のようです。