趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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万年筆用古典インクについて、文献を調査し、自ら実験してきた記録の主要な記事まとめ 本ブログのメイン記事
古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか no+e版
万年筆適当主義 (鉄ペンに古典インク入れちゃうし、定期的な手入れもしてないよ。) 肩肘張らず、もっとカジュアルに万年筆を使おう。
ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) 古典インクのままです。
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万年筆インクの宿題:KWZ IG Blue Blackってどうでしょう?

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KWZ IG inkってどんなインクか興味はあったのですが、ようやく購入しました。
趣味の文具箱のVol. 41 p30~33に紹介されていますが、ポーランド ワルシャワ工科大学のKonrad Zurawski博士が開発した古典インクです。ポーランドから輸送しても漏れないようにか、ラップの様なものでぐるぐる巻にされています。
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今回購入したのは、KWZ Inkの中でも一番高濃度の没食子鉄成分を含むKWZ IG Blue Blackのアーカイブインクです。

先日の記事中の二価鉄試験紙による結果を改めて見てみると、プラチナ ブルーブラックと良く似ている印象を受けました。
万年筆インクの宿題:バーガンディレッドはモンブランの言う通り古典インクかもしれない。 - 趣味と物欲
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実際に筆記してみると、KWZ IG Blue Blackの方がプラチナ ブルーブラックより黒く定着するので、没食子鉄成分の量がプラチナBBより多く含まれているのだろうと思います。
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普通のペーパークロマトグラフィもやってみました。前回と同じく移動相は70%エタノールです。左がプラチナBB、右がKWZ IG BBですが、ペーパークロマトグラフでもやはり、プラチナBBと非常に良く似ています。
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それからKWZ inkのレビューでは良く言及されていることですが、結構強く甘い感じの匂いが付けられています。何か記憶をくすぐる匂いだと考えていたのですが、革の手入れに使うM.MOWBRAY デリケートクリームが、こんな匂いだった気がします。

趣味の文具箱 41 (エイムック 3631)

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