しゅんさんがP.W.Akkermanの没食子ブルーブラックが滲みやすくないか気にされていたので、モレスキン (moleskine) を使って滲みと裏抜けのテスト
上から順にペリカン4001BB、プラチナBB、ローラ&クライナー (Rohrer&Klingner) サリックス (Salix)、ダイアミン (DIAMINE) レジストラーズ、アッカーマン (P.W.Akkerman) BB、KWZ IG BB、喜望峰、とここまで古典ブルーブラックインク、比較として染料インクの中でも滲みやすいパイロットBB
筆記に用いたのは、Y.S.&CO.のガラスペン、平和萬年筆の太字、1回1回洗って水気を取り、同じ高さインクにディップして書きました。
ダイアミンはちょっと前のものなので色素がだいぶ抜けた色になっています。
髭の出かた (滲み) はアッカーマンはダイアミンと同程度の少なさで非常に優秀、ペリカン、プラチナ、ローラ&クライナーはほぼ横並びで、KWZと喜望峰はパイロット並に良く滲みます。滲むのは、フローを良くするために加えられている溶剤の影響と考えられます。
裏抜けもアッカーマンとダイアミンは全く認められず。どちらも鉄分多めの古典ブルーブラックなので筆記性能は高いが、使用にはそれなりに注意が必要と思われます。
こうして並べてみると、ペリカンやプラチナの定番のブルーブラックは、絶妙に鉄量と性能のバランスがとれていると思います。