三田三昭堂の墨インクには定番色の龍脳 (黒黒)以外に限定色として、麝香 (紫黒)、伽羅 (緑黒)、檜 (黄黒)があります。限定色の販売開始が遅れていたのですが、以前の記事で予約していたと言っていた麝香と伽羅が届きました。
箱は六角柱でディスプレイしやすそう。金色のキャップはインクを2本注文するとオマケで付いてくるブラスキャップで、単体だと1080円です。江戸切子模様の入ったインク瓶は、インク瓶単体でも1080円で売ってます。通常のプラキャップとブラスキャップの違いはこうなります。
できるだけ筆をイメージさせる万年筆に入れようと思い、パイロット バンブーを選択しました。インク瓶を開けると、かなり濃厚な麝香の匂いがします。
インクの色は、よくよく見ると黒が紫がかっているのが分かりますが、何も言わなければ黒と認識されるでしょう。普段使いしやすい色だと思います。
耐水性は、水に晒すと紫成分が流れますが、黒成分はかなり残ります。この墨インクは染料インクですが、他社の染料黒インクもそれなりに耐水性があるものが多いので、同様の感覚で使えると思います。
三田三昭堂の墨インクは呉竹製です。箱の中には、「墨インク開発の物語」と書かれた使用説明書兼用の紙片が入っていました。こういう開発ストーリーを読むと更にインクに愛着が湧きますので、他社もやってくれたら面白いと思います。
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