趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

ブックオフの宅配買取サービスに万年筆を出してみた。

お店まで持っていくのが大変なので、本を売るときはブックオフの宅配買取サービスを利用しています。新刊ではなかったり、在庫過多だったりすると3円になるので、お金というより、家のスペースを空けるために出しているようなものです。

www.bookoffonline.co.jp
これまでは、本とゲームばかり買取して貰っていたのですが、ブランド品で筆記具も買い取ってもらえるようなので、万年筆がいくらぐらいになるのか試しに出してみました。

買取に出したのは、パイロット カスタム74の黒軸 14Kペン先のFです。
箱あり、付属のカートリッジあり、1年の保証は切れています。筆記に問題は無し、ペン先調整などに出したことはありません。軸に目立つ傷はなく、きれいに洗浄して送りました。

結果は、770円でした。

他のお店に買取に出したことが無いので相場が分かりませんが、こんなものでしょうか。
一応、ペン先の金の分くらいは、買取金額が付いたのかな。

趣味の文具箱 vol.67 2023年10月号を購入しました。

今回の特集は、「やっぱり、定番が好き」ということで、各社の定番品がまとめて紹介されています。定番品を知ってこそ、限定品の違いも分かるというもので、たまに基本に立ち返る記事は良いですね。

鈴木福くんが文房具を紹介されていましたが、文房具のレビューのために使っているのではなくて、本当に普段使いしている文房具の紹介は、参考になるし好感度が上がります。

掲載されている新製品の中では133頁のぺんてるの新開発インク「マットホップ」が気になりました。

一般的な顔料ボールペンに比べて、大きな顔料(色の粒)をたくさん使い、光沢感のないマットな筆跡を実現。

高発色・高隠蔽のインクで、大きな顔料を使っているためか、ボール径は1.0mmのみです。
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あれ?森師匠の記事が載っていない!と思ったのですが、前号を再確認してみると、「万年筆解剖講座は今回で最終回、新連載は近号からスタート予定」とのことなので、今号ではまだ新連載が始まっていないということでした。

新しいノック機構のトプル シャープペンシルを買ってみた。

新しいノック機構とか大好物なので、サンスター文具のトプル (topull) シャープペンシルを買ってみました。
topull(トプル) - サンスター文具株式会社

先端部分を引くことでノックするので、持ち替えの手間が要らず、手首への負担を軽減したというのが売りのシャーペンです。
持ち替えの手間が不要な機構ということで、ぺんてるピアニッシモのような「サイドノック式」やトンボのオルノのような「ボディノック式」と比較すべき機構かと思います。


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ただ実際にノックしてみると、距離は短いとはいえ、持ち替えが発生します。
なおかつ、軸がツルツルと滑るので、次図のように、ペン先を挟む人差し指と中指、軸を挟む親指と人差し指の付け根に、かなり挟む力をかける必要があります。

男の私でも何回もノックしていると手首の筋が痛くなってきますし、手の力の弱い人は、そもそもノックができないように思います。

加齢によるフレイルという状態が問題になっており、文具系も極力、力を必要としない方に進化しています。実際、ぺんてる ピアニッシモは、復刻するときに従来の1/2の力でノックできるように改良しています。

サイドノック式の弱点だった重いノック感を、改良を加えて軽量化しました。ピアニッシモ以前に発売された、従来のぺんてるのサイドノック式シャープペンに比べ、約1/2の軽い力でノックができます。

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トプルに芯を補充するときは、先端部分のネジを回して開けて、透明パイプに入れるようになっており、入れられる芯は最大2本に制限されています。
多機能ボールペンのシャープペンシル部分のような仕組みになっています。

軸の後部にスペースが有るように感じられますが、消しゴムは付いていません。
面白い機構ではありますが、使いこなすのは、かなり難しいように感じました。