趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

pomera Linuxをもっとポメラに、QRコードでテキストを送る。

pomera DM200のLinux環境で、ddskkで日本語入力できるようになり、ご満悦だったのですが、書いた文章を、はてなブログに投稿しようとして、はたと困った。
とりあえず、SDカードをPCに挿して、テキストファイルを移動させたのですが、エレガントではないので、ポメラと言えばということで、QRコードを使う方法を探してみました。
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上のQRコードを読込ませたのが、下の枠の中の文章です。

pomera Linux上で、Emacsとddskkで文章を書き、それをpomeraっぽく、QR codeでiPhoneに送って、はてなブログを更新してみるテスト。
qrencodeを使って、テキストをQRコードに変換するのですが、テキストキャラクターで表示させると、少し大きいテキストを変換するだけで、画面からはみ出してしまうので、png画像に書き出して、FIMで表示するようにしました。
pomera DM200は日本語配列キーボードなので、普段、英語配列で使っている身には、記号入力で少しだけ戸惑うことはありますが、普通に文章を打っている分には、まったく違和感を感じず、すぐに普通にタイプできるようになります。キーの配置や大きさだけでなく、キータッチまで質が良いためだと思います。

LinuxQRコードを作成するソフトとして、qrencodeをsudo apt install qrencode としてインストールしました。
cat test.txt | qrencode -t UTF8 などとすると、短文なら下図のように、読み取れるQRコードができるのですが、
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先程の枠内の文章(341文字)を、同様に変換しようとすると、大き過ぎて表示が崩れてしまいます。
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そこで一旦、png画像に書き出して、fimで表示することにしました。fimもsudo apt install fim でインストール、下記のscriptを作成して、実行権限をつけて、

#!/bin/bash
qrencode -8 -t PNG -o ~/qrtemp.png
fim ~/qrtemp.png

cat pomeralinuxqr.txt | qr.sh で、最初の画像のQRコードを作成できるようになりました。
ちなみに、QRコード作成用のscriptをQR化したのが、下の画像で、テキストの量によってQRコードの大きさが変わってきます。画面が一杯になる大きさのQRコードまで作成できるとしたら、400文字くらいは、余裕で送れると思います。
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LinuxQRコードと言えば、Linux Zaurusでもやったことがありました。今度はLinux Zaurusskkを入れようかな。
pgary.hatenablog.com
pgary.hatenablog.com

ddskkを使うために、pomera DM200にLinuxを入れてみました。

pomera DM200をLinux化できることは知っていましたが、DM200をあまり使わなくなってしまったこともあり、これまで試さずにいました。
最近ふとそのことを思い出して、改めてDM200のLinux化について調べてみたら、Emacsでddskkを使う環境が紹介されていたので、急に試してみたくなりました。
ddskkと言えば、元祖skkを受け継ぐskkなのですが、今まで使ったことがなかったのです。

ひとりぶろぐ さんの詳細な記事があるので、この記事を参考にしながら、
hitoriblog.com

DM200のLinux化を達成された、ichinomoto さんのインストール手順を実行しました。
Linux on Pomera DM200 人柱版 その2 – 記録

16GのSDカードが必要とのことで、記事をしっかり読み込む前に、AmazonでKIOXIAのSDカードを注文してしまい、後から、

東芝のSDカードは少し容量が少なく、16GBのイメージが展開できない場合があるとのことです。東芝製のSDカードは避けておいた方がよさそうです。

という注意書きを読んで、しまった〜となりました。

imgの書き込みは、ひとりぶろぐ さんがお勧めされているEtcherと、Raspberry Piのimg書き込みでお世話になっているrufusを試してみましたが、どちらも最後まで書き込みできずエラーになります。
balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives

「Rufus」ブート可能なISOイメージファイルをもとにブータブルUSBメモリを簡単に作成 - 窓の杜

SAMSUNGの16Gでも同様のエラーでした。結局以前から持っていたTranscendの32Gにインストールし、KIOXIAはDM200のバックアップを取って、そのまま保存することにしました。

32Gのカードを使うと書き込みは、あっさりうまくいったので、電源オフの状態から、右Shift+Alt+電源キーの3つをpomeraロゴが出るまで長押しすると、SDカードからLinuxが起動します。右Shiftの右を見逃して、何度か左Shiftを押して、普通にポメラが起動し悩みました。
ひとりぶろぐ さんに加えて、下記のQiitaも参考にして、無線LANの設定、apt update、apt upgradeを行い、apt install ddskkして、emacsの設定を行いました。
qiita.com

とりあえず、.emacs.d/init.el の設定はddskkが動くようにしただけのものです。

(set-language-environment 'Japanese)
(set-language-environment 'utf-8)
(prefer-coding-system 'utf-8)
(global-set-key (kbd "C-x C-j") 'skk-mode)
(setq skk-large-jisyo "/home/dm200/.emacs.d/skk/SKK-JISYO.L")

それからSKKするにはAの左をCtrlにしたいので、
/etc/default/keyboard の中の #XKBOPTIONS="ctrl:nocaps" という行の行頭から#を削除して、再起動します。

M1 MacBook AirとAnkerのUSB-C電源アダプタは45Wあれば十分か?

M1 MacBook AirでSidecarを利用したとき、バッテリーがギュンギュン減るという話をしたときに、付属の30W電源アダプタを挿していてもバッテリーが減っていくので、
pgary.hatenablog.com

M1 MacBook Air付属の電源アダプタは30Wと、ちょっと控え目なので、もうちょい出力の大きいものを購入してみようと思います。

と言っていたのですが、その後Amazonのセールで、AnkerのPowerPort III 45WとPowerPort III 65Wを購入しました。



大きいことは良いことだ〜と最初65Wを使ってみたのですが、MacBook Airへの充電が不安定な感じで、Sidecarで使っていた時に給電されておらず、バッテリーがエンプティ間際になって慌てたことがありました。初期不良かもしれないので、Ankerに問合せてみます。
現在はMacBook AiriPad Airを直接有線でSidecar接続し、UGREENのUSBCハブ HDMIイーサネットアダプター 5-IN-1 スリムハブ経由で、プロジェクターと有線LANに繋ぎつつ、UGREENのハブ側から、AnkerのPowerPort III 45Wで給電という使い方をしていますが、これならMacBook Airのバッテリーも100%のままで使えています。
45Wあれば十分みたいです。

追記:Anker PowerPort III 65WがM1 MacBook Airで使えなかったのは初期不良でした。
pgary.hatenablog.com