趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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万年筆用古典インクについて、文献を調査し、自ら実験してきた記録の主要な記事まとめ 本ブログのメイン記事
古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか no+e版
万年筆適当主義 (鉄ペンに古典インク入れちゃうし、定期的な手入れもしてないよ。) 肩肘張らず、もっとカジュアルに万年筆を使おう。
ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. 20F (2021年3月) 古典インクのままです。
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古典ブルーブラックの成分の没食子酸鉄のみの色の変化、ミクダヨーの7ヶ月後

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やはり2ch万年筆インク 60瓶目のスレにて、古典ブルーブラックの色の変化はどれくらいの期間続くのかという話題が出ていたので、その参考になりそうな画像を公開。
1月の印刷直後の画像がこちら、没食子酸と塩化鉄(II) (塩化第一鉄)による没食子酸鉄の色です。真っ黒では無く、ちょっとブルーかグレーが入った色です。
これくらいの色までは、すぐに酸化されて変色(黒化)します。変化の様子の動画は、前回の記事(インクジェットプリンターで没食子酸鉄インク印刷2 iron gall inkでミクダヨー)で観ることができます。

7ヶ月後の7月の画像が下の画像、1月の上の画像はデジカメで撮影したものですが、今回はScanSnapで取り込んでいます。貼り付けた画像と実物と見比べてみましたが、下記の画像は実物の色を良く再現していると思います。
顔のあたりが少し薄くなってしまっているのは、実物も同じで、カード立てに立てた状態で保存していたので、顔の部分は光で褪色してしまったのかもしれません。
ミクさんの周囲がうっすらと茶色いのは鉄が酸化されたものの色です。古典ブルーブラックの黒い色を鉄錆の色とか酸化鉄の色と勘違いされることがありますが、黒くなるのは没食子酸鉄(没食子酸と鉄のキレート)です。