趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

手書き特集の雑誌penを買いました。とても良い特集でしたが、インクの説明には突っ込みを入れる。

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「手書きの味わい」という特集の雑誌penをdマガジンでチェックしたら、かなりの分量が手書きとペンと紙で占められていて、取って置きたいと思ったので紙でも買ってきました。
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色々な人の手書きの原稿がページいっぱいに大きく載っていて筆跡を楽しむことができる。ただ、手書きが主題なのでしょうがないのだけれど、せっかく直筆原稿が並んでいても、ペンやインクや紙についての情報が無いのは残念。
筆記具も紙も、いつも使っているものをそのまま使っている人もいれば、編集部から渡されたペンや紙を使っているように感じられる人もいるので、筆記具についてはあえて情報を載せていないのかもしれない。
安藤忠雄さんの万年筆も「大人の文房具 vol.02」では、パーカー21?をニコイチにしたものを愛用されていたけれど、penではパッと見、普通のニブの万年筆だった。
安達祐美さんのコクーンは、編集部が用意したんじゃないかと予想するのだけれど、他にもアクセント的に差し込まれる画像のペンはパイロットの845、キャップレス、カクノだし、パイロット100年史やパイロットの見開き広告が3頁もあるので、パイロット全面協力の特集のように思われる。
インクについて詳しく書いている記事は、ほとんど無かったのだけれど、オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーさんのカリグラフィの記事において、「インクはタンニン酸と酸化鉄を含む「ランクル・フェリック」や市販のインクを使用。」という記述があった。
酸化鉄に関する見解は以前書いた下記の記事のとおり、 「インクはタンニン酸と鉄を含む~」ならまったく気にならなかったのに。
pgary.hatenablog.com