RSSリーダーは、RSSを配信しているブログの巡回に便利で、昔から使っているのですが、利用者が少ないのか、マネタイズが難しいのか、Google Readerやlivedoor readerなどのWebサービスは終了してしまいました。
現在有名どころのサービスとしては、InoreaderとFeedlyがあります。
- Inoreader - Take back control of your news feed
- Feedly – Keep up with the topics and trends you care about
私は、livedoor readerが終了してから、Inoreaderに移行していたのですが、Inoreader無料版の購読数が150件に削減されたので、現在はfeedを増やせない状態です。
Inoreaderの価格は、SUPPORTERが1 年間 $19.99で購読数が500件、PROが1 年間 $49.99で無制限に購読可能です。私は既に471件登録しているので、購入するならPROにしないと、すぐに足りなくなりそうです。
Inoreaderに課金する前に、別の手段として、Raspberry PiにTiny Tiny RSS (ttrss) というRSSリーダー環境を入れてみることにしました。
環境の構築は、ほぼほぼ上記のページを参考にさせていただきました。
上記ページとは少し変更した点として、
- LAMPの設定で、Nginxのroot directoryが、/etc/nginx/sites-enabled/defaultで、/var/www/htmlに設定されているのですが、ttrssの説明では、/var/www以下のtt-rssフォルダに環境構築するようになっていましたので、/var/wwwに変更しました。
- ttrssのインストールで、gitからcloneする時のエラーは自分の環境では起こりませんでした。
- Webブラウザからのインストール画面のスクショのUsernameとDatabase nameが、最初にMariaDBに作成されたものと違っているので、それぞれ、ttrss_userとttrss_dbを使います。
- Webブラウザからインストールを行うと設定ファイルの書き込みのところでエラーがでるので、tt-rssフォルダ丸ごと777にしてしまいました (chmod -R 777 tt-rss/)。本当はセキュリティの観点から慎重に設定すべきと思うのですが、このサーバーは外部に公開せず、家の中からのみアクセスして使う予定なので、この辺り適当です。
- feedの移行は、Inoreader無料版からの書き出しはxmlファイルなので、ttrssにプラグインを入れる必要があるかと思ったのですが、一応拡張子だけopmlにしたら、そのまま読み込めてしまいました。→ xmlの拡張子のままで読み込めました。
4Bの4GBと3B+に入れてみたのですが、3B+でも十分速いので、これから3B+で運用してみます。
追記:
Raspberry Piは無線で接続していて、再起動した時にIPアドレスが変わるとttrssが動かなくなる。
/var/www/tt-rss/config.phpの中に、define('SELF_URL_PATH', '192.168.xxx.xxx/tt-rss/'); と定義されているのとずれてしまうため。
/etc/dhcpcd.confに下記のように設定して、定義されているIPアドレスと同じIPアドレスで固定してやる。
interface wlan0
static ip_address=192.168.xxx.xxx/24
static routers=192.168.xxx.1
static domain_name_servers=192.168.xxx.1