12年前のパイロットの使い切り万年筆Vペン*1にインキを補充する方法を紹介した記事に、最近アクセスがあったので、いつか自分でもやってみようと思いながら、Vpenを使い切ることができず、そのままになっていたことを思い出しました。
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使い切ったVpenはありませんでしたが、Vpenの直液式ボールペンタイプと言えるVcornなら、使い切ったことがあり取ってありました。
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元の記事中では、vacuum jarを手作りされていますが、 代わりに食品用真空保存容器を使用します。 商品名では、真空保存容器と表記されますが、減圧保存容器くらいの表現が妥当でしょう。容器の中の空気を抜いて、酸化されやすい食品を保存するのに使われる容器です。*2
今回は加藤産業の「便利生活 真空保存庫」という容器とポンプが別になったものを使用しました。
動画前半が減圧、動画後半で常圧に戻しています。減圧するとVcornの中の空気が抜け、常圧に戻す時にインク*3が吸入されます。
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パイロットの万年筆用赤インキを吸入しました。しばらく書いてみましたが、問題なく書けます。同じ要領で、Vpenにも吸入できます。
注意点として、減圧してVcornの中の空気が抜ける時に、空気と一緒に残っているインクも出て来るので、吸入するインクだけ別の瓶に小分けするなど、混ざっても問題無いようにしてください。
今回は水性染料インクのVcornの赤に、同じパイロットの万年筆用赤インキを使っているので、問題は起こりにくいと思います。
また減圧の時に、インクが抜けることを利用して、Vpenの中のインクを無理矢理抜いて交換することもできそうです。