パイロットの顔料インキ、強色の黒を入れていたキャップレス デシモが乾燥して書けなくなっていたので洗浄しました。
まず普通に水道水を吸入排出して、そのまま水に漬けて一晩放置しました。これだけでも黒いインキが、どんどん溶け出してきます。
洗浄液を流すと、底の方に黒い粒子が溜まっていて、如何にも顔料という感じです。
次にパイロットの万年筆クリーニングセット*1を使ってみます。洗浄スポイトで水道水の吸入排出を繰り返した後、100mLの水に洗浄液8mLを溶かして、水道水と同じように吸入排出を行います。
しかし水道水だけで十分洗えてしまっていたようで、洗浄液は透明なままでした。
洗浄液の成分は、界面活性剤 (10%ポリオキシエチレンアルキルエーテル)、pH調整剤と記載があり、更に弱アルカリ性と液性も書かれています。
だいたいpH9くらいでしょうか、pH12くらいのアルカリ電解水に比べると、ずっと弱アルカリ性です。
強色は、ちょっと乾燥させてしまったというくらいであれば、水で洗浄するだけでも十分落ちるようです。また最初から洗浄スポイトを使えば、一晩放置する必要もないと思います。