趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

LAMYのボトルのブルーブラックが染料に変わっていることを自分でも確認してみた

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

 あとで読む

LAMYのボトルのブルーブラックが古典じゃなくなっていた件」でLAMYの代理店DKSHに確認はしていますが、自分でも確認してみました。
新しいLAMYブルーブラックボトルはAmazonで購入しました。瓶はまったく同じもの、箱は古い方のは捨ててしまっていたので確認できませんでした。

まずは普通のペーパークロマトグラフィーで、展開溶媒は70%エタノールです。左側が古典ブルーブラックのLAMYブルーブラック、右が新しい染料になったLAMYブルーブラックです。古典の方には原点(下の線)近くに黒い古典の成分が見えますが、新しくなっても古典の成分が無いだけで、染料の種類はあまり変わっていないように見えます。

次に二価鉄指示薬紙を使った分析、二価鉄指示薬紙は、鉄(II)イオンと反応し、赤橙色を示す試薬を濾紙に塗布して乾燥させたものです「古典的万年筆インクの中でも特に古典色の強いインク4種を二価鉄指示薬紙で評価してみる。 - 趣味と物欲」。左側の古典のLAMY BBは、指示薬紙が赤く変色しており、鉄イオンを含む古典ブルーブラックであることが確認できます。右側の染料系LAMY BBは赤変しません。

まあ、ここまでやらなくても、紙に書いて水に濡らせば、一目瞭然なのですが(^^;
f:id:pgary:20160314202502j:plain
ロディアに書いて右半分を水にさらしています*1。古典BBの頃のLAMY BBに比べると滲みますが、十分読めるくらいには染料のLAMY BBも残っています。

ラミー ボトルインク ブルーブラック LYVT08936  正規輸入品

ラミー ボトルインク ブルーブラック LYVT08936 正規輸入品

*1:水に漬けて軽く振りながら10秒間くらい。