パイロットの万年筆用カートリッジには、かつてシングルスペアとダブルスペアの2種類があったのですが、現行のものはシングルスペアだけになっています。しかし、昔のパイロットの万年筆にはダブルスペア用のものがあり、それを使いたいという要望に対するパイロットの回答が、
ダブルスペアインキカートリッジは生産中止となっております。
修理部品として専用のダブルスペア用コンバーター(CON-W:735円)をご用意しておりますが、万年筆本体を長期間使用していなかった場合は、インキ詰まりを生じている可能性がございますので、修理としてお預けいただくことをお勧めします。
ってことです。パイロットとしては一旦預かって、ダブルスペア用コンバーターを付けて返却したいのでしょうが、今回手に入れた万年筆は、きれいな状態でしたので、コンバーターだけ購入しました。キャップレスの軸にはCL-200と刻まれています。
箱には、コンバアタ-Wと書かれています。コンバアター(長音)Wじゃなくて、コンバアタ-(ハイフン)Wかな。箱の下がCON-W、その下2本はCON-20なのですが、少し形状が違います。今まで気づいていませんでしたが、CON-20も仕様変更があったのかな。
最初、ノックがきれいに止まらず焦ったのですが、矢印の色が塗り分けてあるところまで押し込むとロックがかかり、奥まで押すとノックが解除される仕組みでした。ちょっとコツが入りますが、分かれば調子が良いです。
今は太軸のキャップレスが本命で、限定品もこちらが多く、decimoの方がマイナーですが、昔のキャップレスはdecimoくらいの細軸だったんですね。ポケットに挿すには細軸で軽いデシモの方がちょうど良いです。
コンバアタ-Wにも長さが違うものがあって、キャップレスにきちんと挿さらないことがあるそうです。