趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

MINILA Airをデザインした人は、キーボードのことが分かってる。

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普段使っているキーボードは、種類は違ってもメカニカルキーボードの場合、Cherryの茶軸に統一しています。新しいキーボードを買うたびに、違う軸にするか、いつも迷うのですが、結局慣れた茶軸を選んでしまいます。
今回久し振りに他のスイッチを使いたいという気持ちが高まってしまい、FILCO Majestouch MINILA Air赤軸を購入してしまいました。
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一応こんな感じのCherryスイッチお試しセットも持っているのですが、やっぱりキーボードは、ちゃんと打ってみないことには違いが分かりません。
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MINILA Airは2枚目で、茶軸を1枚持っているのですが、以前私が購入した時はちょうど品薄だったのか、特にUS配列のものが売っていなかったのですが、今はネットに潤沢に在庫があります。
以前の茶軸の箱と見比べると、Bluetoothマークの向きが変わっているので、再生産され、ロットが変わっているのかもしれません。
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キーキャップを外すと、赤軸と茶軸が見えますが、茶軸は前から使っている方なので、結構ほこりが溜まっています。
茶軸のMINILA Airは、最近ではThinkPad X250に接続して尊師スタイルで使っていました。
pgary.hatenablog.com
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上がデフォルト状態の赤軸、下がいつも使っている茶軸です。茶軸は、キーを別メーカーのCherry互換キャップに交換し、一部オレンジになっています。
キーの機能で変更しているのは、オレンジの○を付けている、CtrlとCapsLockの交換と逆スラッシュとBackSpaceの交換です。
CtrlをAの横に持ってくるのは絶対で、SKKではCtrl+Jを使うので、ここにCtrlが無いと入力効率がガタ落ちになります。
BackSpaceの交換は絶対ではないのですが、せっかく大きいBSキーが付いてきたので使ってみています。
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最近はプログラマブルで、まったく別の配列にできてしまうキーボードも売られていますが、MINILA Airのキー配置変更は裏のディップスイッチに割り当てられたものだけです。
自分は2番と6番をONにして、先程の4つのキーの入れ替えを行っています。
秀逸だと思うのは、CtrlとCapsLockが同じ大きさのキーにしてあることです。このためCtrlとCapsLockを入れ替えても表示どおりの機能になります。
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CtrlとCapsLockが違う大きさのキーボードは多いですし、入れ替えた時用のキーキャップが付いてくればよいのですが、分離型キーボードのMD770の記事に書いたように、キーキャップがたくさん付いてくるのに、肝心のCtrlとCapsLockの入れ替え用キャップは無いこともあります。
pgary.hatenablog.com

また、完全プログラマブルで静電容量式のNiZ Plum66を比較してみると、一見MINILA Airの方がスペックが低く見えるところが、実はキーボードとしての実用性の高さに繋っていることが分かります。
NiZ Plumはプログラマブルな分、キーのコンビネーションでモードの切り替えを行うので、理解できるまで、かなり試行錯誤させられました。また、今でもBluetoothで認識させるのに苦労することがあります。
MINILA Airは設定できるのは、一部だけですが、ディップスイッチをON/OFFするだけで分かりやすく、Bluetoothも裏のボタンを押して、認識を開始するだけなので迷いなく、すぐにキーボードとして使い始めることができます。
また、MINILA Airは、単三乾電池2本で動くところも良い点です。
Plumの充電池は、そうそう電池が切れることは無いとは言え、常に頭の片隅に充電のことを考えてしまいますし、見えないところでバッテリーが膨らんでいるんじゃないかという心配もあります。
その点電池なら、切れたら交換すれば良いだけなので気が楽です。HHKBが最新のProfessional Type-Sでも電池を採用しているのは、バッテリーに依存せず、ずっと使えることを重視したからだと聞きます。
pgary.hatenablog.com
こんな良いキーボードが1万ちょい、国産金ペン1本分で買えてしまいます。最高級のHHKB Professional Type-Sでも3万5千円くらいのものなので、万年筆に比べたら激安です^^;
この文章は勿論、MINILA Air赤軸で打ちました。

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