趣味と物欲

博多天神界隈を本と文房具(万年筆とインク)と電子ガジェットを探して徘徊しています。

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ペリカン DION万年筆のラバーコーティングのベタベタをセスキで落とす

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デザインや書き味は気にいったけど、未だかつて無い程ラバーコーティングの劣化が激しく、ベタベタして握ってられないので、「ラバーコーティングするなよ〜〜〜」と怒り嘆き悲しみ放り出していたペリカンのDIONですが、重い腰を上げてラバーコーティングを…

万年筆談話室・開室2周年記念モデルには文染02葉緑を入れた

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最近は基本、万年筆の軸とインクのメーカーを揃えるようにしていたのですが、万年筆談話室・開室2周年記念モデルは、軸色を見た瞬間、TAGの文染02 葉緑を入れたい!とそれしか考えられなくなったので、予定通り葉緑を入れました。 ペン先はBS-Fです。 万年筆…

古典ブルーブラックと万年筆と私 または私は如何にして心配するのを止めて古典インクを愛するようになったか

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見つけにくいとのことなので、まとめてみました。 私が古典インクに、はまっていく過程を詳細に記しています。 pgary.hatenablog.compgary.hatenablog.compgary.hatenablog.compgary.hatenablog.compgary.hatenablog.compgary.hatenablog.compgary.hatenablo…

万年筆メーカー以外の染料インク用に、永生パーカー風5本セット2千円

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最近なんだか大人しくなったのか、原点回帰なのか、万年筆とインクのメーカーを極力合わせるようにしているので、万年筆を作っていないインク専業メーカーの染料インク用の万年筆として、Wing Sung (永生) のパーカー風万年筆を導入しました。 5本で2000円ポ…

WAGNER2020が届きました。M鉈研ぎは素晴しい!

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WAGNER2020万年筆が届きました。今回は、たこ娘さんプロデュースとのことで、いつもとちょっと違った可愛らしさの入ったデザインになっています。 万年筆評価の部屋:萬年筆研究会 2020年の限定万年筆 〔WAGNER 2020〕 の ご案内 軸色から入れるインクの候補…

「絵画の材料」という本に書かれている没食子インクについて読みました

下記の記事のコメント欄で、継蓬さんより「絵画の材料」という本をご紹介いただきました。 トミケイさんによるBTOOLマガジン 5号の紹介記事から当時のブルーブラックインクについて読み取る - 趣味と物欲 あくまでも絵画の立場で書かれた書籍ですがconsiceで…

トミケイさんによるBTOOLマガジン 5号の紹介記事から当時のブルーブラックインクについて読み取る

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秋田市山王の文具店「とみや」のトミケイさんが、BTOOLマガジンという30年前くらいに発行されていた文具系雑誌を紹介されていて楽しみに読んでいます。 今回紹介されているBTOOL 5号の記事に、当時のインクのことが書かれていたので、特にブルーブラックイン…

「本好きの下剋上」世界の庶民のインクは没食子インクのようですが、その製造法は?

本好きの下剋上の中に出てくる「没食子インク」については、以前、説明は簡潔だが正確で、さすがは「本好きの下剋上」だと思った、ということをブログに書いているのですが、そう言えば出て来ていたなという印象で、あまり深くは考察していませんでした。 も…

「INK 万年筆インクを楽しむ本」の古典インクに関する記事を読んで考えたこと

「INK 万年筆インクを楽しむ本」の古典インクに関する記事を読んで考えたことをつらつらと書いてみたいと思います。 古典インク (古典ブルーブラック、没食子インク、iron gall ink) 以外についてはもっと詳しい方がいらっしゃるので、私は古典インクに特化…

趣味の文具箱の万年筆インク掲載数の変遷アップデート INK 万年筆インクを楽しむ本

趣味の文具箱の特別編集のインク本「INK 万年筆インクを楽しむ本」が例によって福岡では3日遅れで手に入りました。電子版で先に読もうと思っていたら、今のところ電子版が出ていないのですね。 趣味の文具箱本誌の前回のインク特集が、2019年9月5日のVol.51…

元祖キワモノインクと言えばヌードラーズ

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最近は、顔料インクはむしろ普通で、シーンインク、ラメインク、蛍光インク、香り付きインク等々、キワキワのギリギリを攻めたインクが色々と発売されていますが、元祖キワモノインクと言えば米国のヌードラーズ (noodler's) インクだと思います。 どんなも…

プラチナ CURIDAS ノック式万年筆のペン先3種比較

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プラチナから新発売のノック式万年筆 キュリダスには、ペン先がEF (極細)、F (細)、M (中)の3種類用意されています。 PLATINUM PEN CO,LTD. JAPAN “curidas” 最初にFを買ったのですが、気になるのでEFとMも購入しました。 軸の色は上から、アーバングリーン…

何だか垢抜けたよねって感じのするKACOGREEN RETRO万年筆

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TAGの葉緑インクを紹介した時にしれっと使っていたKACO RETRO万年筆ですが、万年筆単体では紹介していませんでした。と言ってもこの万年筆、既に色々なところで紹介されていて語り尽くされているかと思いますが、、、。 TAGの葉緑をようやく開けました - 趣…

ペリカンM600の取れてはいけない首軸のところが取れてしまったので記録しときます

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先日話題にした「ラジオ英会話」のscriptを、ペリカンM600万年筆で、ほぼ日手帳に書き写していたのですが、調子良く書いていると、首軸からポリッ、コリッというような感じの音がして、あれっと思ったらポロッと首軸が外れてしまいました。インクが漏れて大…

カヴェコのスモーキーグレーをようやく開けました

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カヴェコ (Kaweco)の万年筆に使うインクは、同社のリボルバー型カートリッジケースに最初から入っていたブルーを使っていたのですが、そのインクカートリッジが切れたので、カヴェコのスモーキーグレー (Smokey grey) のカートリッジを買いました。 インクカ…

筆箱定点観測 2020年4月2日

最近、つくしペンケースの中の万年筆が固定されてきて変化が無いので、このあたりで記録しておきます。ペンケースは相変わらずのつくしペンケース、もう10年くらいでしょうか長い付き合いになってきました。 万年筆は右から順に、NAMIKIファルコンにパイロッ…

TAGの葉緑をようやく開けました

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神戸ペンショーの時にTAG STATIONERYさんから購入した文染の葉緑をようやく開けました。文染は、京都草木染研究所と共同開発された植物由来のインクのシリーズで、葉緑は桑の葉から抽出されているそうです。 文染 / 天然染料のインク 02葉緑 – TAG STATIONER…

Vinta inksのHarlequinをようやく開けました

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神戸ペンショーの時にHokushinさんから購入したVinta inksのHarlequinをようやく開けました。筆記後色が変化するシーンインク (sheen ink) に分類されていて、一番色の変化が激しいとHokushinさんに聞いて購入しました。 ヴィンタ インクス シーンインク シ…

古典ブルーブラックと万年筆と私 8 乱離篇

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聿竹さんからの依頼 2018年11月に聿竹さんからTwitterのDMで青色1号古典インクを分けて貰えないかと連絡がありました。聿竹さんと言えばヌルリフィルで有名です。ヌルリフィルの商標登録ができたので、その記念として泉筆五宝展に並べたいとの依頼でした。 …

古典ブルーブラックと万年筆と私 7 怒濤篇

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プラチナ万年筆との話し合い 急いで日程を調整して、自作インクの試作品と資料を持って東京に飛びました。森さんと合流して、プラチナ本社を訪問し、中田社長をはじめとするプラチナ万年筆の方々と3~4時間くらい話をしたでしょうか。 終始和やかな雰囲気で…

古典ブルーブラックと万年筆と私 6 飛翔篇

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再び古典インクの理想を掲げるために、日本よ、私は帰ってきた 2011年3月9日「ちょっと東京よってみる?」「いやもうお家に帰りたい」というような会話を妻として、成田から福岡行きに乗り換え、まっすぐ帰ってきたのですが、2日後jet lagの残る呆けた頭で「…

古典ブルーブラックと万年筆と私 5 風雲篇

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アスコルビン酸洗浄法の開発 古典ブルーブラックは二価鉄が酸化されて三価鉄になり、タンニン酸や没食子酸と水に溶けないキレート化合物を作り固まっている、それなら還元してやれば溶けるはず、と今考えてみれば当たり前のことですが、それまで使われていな…

古典ブルーブラックと万年筆と私 4 策謀篇

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古典ブルーブラックか否か ブルーブラックインクが古典ブルーブラックなのか、そうでないのか、当時の万年筆愛好家の方は、筆記時の感覚や、書いたものを水に濡らした時の筆跡の残り方で、ほぼ正確に把握されていました。 色々な方の意見を総合してみると「…

古典ブルーブラックと万年筆と私 3 雌伏篇

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WAGNERに初参加 WAGNERが福岡に来る!ということを、森さんのブログで知り、参加してみたい、でもちょっと怖い、と会場に着くまで悩みに悩んだあげく、興味が勝って参加しました。 2009年7月12日のことです。WAGNER九州大会に参加 - 趣味と物欲 参加してみる…

古典ブルーブラックと万年筆と私 1 黎明篇

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はじめに 古典インクの自作について、私なりのこだわりがあるのですが、そのこだわりの部分だけ話しても、何故そこにこだわるのか分かってもらえなかったり、誤解されたりしそうなので、自分の考えを整理する意味でも、古典インクと関わりだした最初の最初か…

各種古典ブルーブラックインクをモレスキンで滲みと裏抜けテスト

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しゅんさんがP.W.Akkermanの没食子ブルーブラックが滲みやすくないか気にされていたので、モレスキン (moleskine) を使って滲みと裏抜けのテスト上から順にペリカン4001BB、プラチナBB、ローラ&クライナー (Rohrer&Klingner) サリックス (Salix)、ダイアミン…

ラムネ瓶が楽しいP.W.Akkermanの没食子ブルーブラックインク

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ラムネ瓶のような仕組みでインクを吸入しやすく工夫されているP.W.Akkerman (アッカーマン) のインクには、Ijzer-galnoten Blauw-Zwartインクがあります。オランダ語で、Ijzer-galnoten Blauw-Zwartは、英語だとIron-gall blue black、没食子のブルーブラッ…

ペリカンブルーブラックが古典ブルーブラックのままか定期調査 Lot. B19 (2020年3月)

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またまたTwitterで「2019年11月購入のペリカン ブルーブラックが古典インクではなくなっていた」という投稿を見つけてしまったので調査しました。 日本でもっとも新しいロットを持っているであろう伊東屋の通販に注文しました。送料を無料にするために、PWア…

プラチナのノック式万年筆キュリダスを天神とうじで購入

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プラチナ キュリダスをネットで注文していたのですが、2月28日発売予定だったのが、3月20日まで延期されたので、先行販売をしている天神のとうじで購入してきました。天神のとうじは、福ビルから、天神きらめき通りに移転しています。 PLATINUM PEN CO,LTD. …

プロフィット長刀エンペラーレアロには顔料インクstoria Fireを入れて

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昨日の記事の裏書きできるキャップレス長刀研ぎをお願いする元になったのは、プロフィット レアロ 長刀エンペラーです。 神戸ペンショーの記事の時にも書きましたが、長原お父さん先生に調整していただいて裏書きでも滑らかに書けます。 pgary.hatenablog.co…